話し相手アプリと電話、どちらがいいか
話し相手アプリと、電話の窓口。どちらがいいかは、何を大事にするかで変わります。ここでは比べるための軸だけを置きます。
アプリと電話では、始めるまでの手間が違う
話し相手アプリと、電話の窓口。どちらがいいかは、何を大事にするかで変わります。ここでは比べるための軸だけを置きます。
いちばん先に出てくる差は、使いはじめるまでの手間です。アプリのほうは、機種を用意して、通信の契約があって、入れて、登録して、それから話しはじめます。電話のほうは、番号を押すところから始まります。
この差は小さく見えて、実際には大きく効きます。話したいと思ったその日に使えるかどうかが変わるからです。手間の途中でやめてしまうと、話したい気持ちのほうが先に引っ込みます。
この差が出やすいのは、はじめの一回です。二回目からはどちらも同じくらい軽くなります。つまり、比べるときは「慣れたあとの使いやすさ」ではなく、「一回目にたどり着けるか」で見たほうが実際に近くなります。
- アプリ側の手間機種と通信の契約。入れる作業。登録。使い方を覚えること。ここを越えれば、あとは軽く使えます。
- 電話側の手間番号を押すこと。それだけです。かわりに、機能はほとんどありません。
- 思い立ってから話しはじめるまで電話のほうが短くなります。夜中に急に話したくなる人にとっては、ここが決め手になります。
相手が誰なのか、という点の違い
次に見るのは、話す相手です。ここは形の違いというより、安心の作り方の違いです。
アプリでよくある形
相手を自分で選べることが多く、書かれた紹介文や、ほかの人の評価を見て決められます。合わなければ別の人に替えやすい形です。そのかわり、選ぶ作業そのものに時間と気力を使います。
電話でよくある形
かけた先で、その時間に出る人が話を聞きます。選べないかわりに、選ばなくて済みます。誰が出るか分からないことを、気楽だと感じる人もいます。
毎回違う人でよければ、前に話したことの続きを説明しなくて済みます。同じ人がいいなら、指名できる形かどうかを先に確かめます。
どちらが安心かは、人によって逆になります。選びたい人はアプリのほうが落ち着きますし、選ぶこと自体が負担な人は電話のほうが向いています。評価の数字が高い相手が自分に合うとは限りません。合うかどうかは、話す中身と、話したい時間帯で決まります。比べるときに見る場所は話し相手が欲しいときの選び方に並べました。
続けやすさの違い
三つめは、続くかどうかです。一回使えるかではなく、三か月後にも使っているかで見ます。始めやすさで選ぶと、続かなかったときに「自分が続かない人間だ」という感想だけが残ります。続くかどうかは、性格ではなく形の問題です。
- 手が届く時間に開いているかアプリは相手の都合に合わせて予定を組むものが多く、電話は開いている時間帯にかける形が多くなります。自分が話したい時間と合うほうを選びます。
- 払い方の形が合っているか先に払う形か、使った分だけ払う形か、月ぎめか。使う回数が読めないうちは、上限が先に決まっている形のほうが落ち着きます。
- やめるときに手数がかからないか解約や退会の手順が重いと、合わないまま続けてしまいます。始める前に、やめ方を見ておきます。
- 文字か、声かアプリには文字でやり取りする形もあります。声を出すこと自体が目的なら、文字は代わりになりません。逆に、声を出すのがしんどい時期は文字のほうが続きます。
- 身元をどこまで預けるか登録のときに何を求められるかは、始める前に確かめられます。名前を出さずに使いたいなら、どこまで名乗る必要があるかを先に見ておきます。
スマートフォンを持っていない人にとって、選択肢はまだ電話しかありません。
どちらが向いているか
ここまでを短くまとめます。どちらかが優れているという話ではありません。
アプリが向いているのは、相手を自分で選びたい人、文字でも構わない人、機種の扱いに慣れている人です。時間をかけて相性のいい相手を探したい場合も、こちらのほうが道具がそろっています。予定を決めて話すほうが落ち着く人にも向いています。
電話が向いているのは、思い立ったときにすぐ話したい人、選ぶ作業を省きたい人、そして機種を持っていない人です。家にある電話機からかけられる形は、いまも必要とされています。画面を見ながら操作するのが苦手な人、文字を打つのに時間がかかる人にとっては、声だけで完結することそのものが利点になります。
どんな種類の電話の窓口があるのかは電話相談とはに、お金のかからない窓口は無料で話を聞いてもらえる窓口の一覧に置いています。どちらを選ぶ場合も、先に無料の窓口を見ておいて損はありません。
ここで用意しているのは電話のほうです。話し相手・愚痴聞きの窓口を、家にある電話機からそのままかけられる形にします。アプリも通信の契約も要りません。まだ開いていません。
この読みものは、答えを出すためのものではありません
ここに書いてあるのは、選ぶときの見どころだけです。どれが正しいかを決めるものではありませんし、医療や法律の助言でもありません。
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